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2023-05

注染てぬぐいの色落ちについて - 2012.12.18 Tue

注染てぬぐいの特性である、”色落ち(退色)”について・・、
感じていることを書いてみようと思います。

注染てぬぐいは、染料を使っています。
顔料を生地にのせるプリントや手捺染と違い、直接生地にしみ込ませて染めています。
そのため、洗濯を重ねると色落ちが生じます。
染料は色によって、退色が目立つもの、そうでないものがあります。
濃い色は、洗濯してもあまり色味が変わりませんが、
少し薄い色は、洗濯を重ねると色味が変わってきます。
又、暖色系の色より、ブルー・グリーン等寒色系の色が退色が目立つように思います。
洗濯で同じだけ染料が流れても、色味の変化に気付きやすいかどうかの違いかと思っていますが、
私自身が染色をしていた時には、ブルー系の色は定着しにくかったという事もありました。

panoの手ぬぐいでいうと・・
濃い色、おかめの”えんじ”や文鳥の”あいいろ”は、
まずそう簡単には変化がありません。
一方、せきせいやぼたんは、洗濯による変化が解りやすいです。
文鳥の”うすべに”・おかめの”からし”の色味では、退色はあまり感じられません。

注意が必要なのは、直射日光!です。
ギラギラの太陽のもと、真夏の外干し・・
これをくりかえしますと、せきせい等薄めの色の手ぬぐいはイチコロです。
すぐに退色してしまいます。
洗濯を重ねて、生地ともに風合いが出ての退色はとっても愛おしいものですが、
日光による退色は、生地の風合いが追いつかずに少し残念です。
濃い色は日光にも強いのですが・・
洗濯の際は気をつけて下さいませ!

私は基本的に注染の退色は、良さ・面白さだと感じており、
プラス面ととらえております。
くったりして色があせた手ぬぐいが大好きなのです(∧−∧)
染色も奥が深いので、工房によっても使う染料によっても、すこしづつ状況がかわるのだと思います。
私も、もっともっと追求して、
より良いクオリティーの手ぬぐいをリリースできればと常々考えております。


我が家のpano手ぬぐいたち。
沢山使って育成中です♪




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せきせい手ぬぐい一年目 - 2012.07.25 Wed

panoの手ぬぐいが、販売されてから1年が経ちました。
せきせいの手ぬぐいを、とにかく使い倒して使い倒して一年目。
かなりいい風合いになっております。
そろそろ引退させようかなー、と思いつつ、
肌触りの良さに愛着がわいてしまって。ついつい使い続けております。
生地は細い糸を使っているので薄いのですが、
岡生地の良さは、使い続けた時のふわふわ感にありますよ☆



赤ちゃんも生後2ヶ月になり、よだれも出てきて・・
手ぬぐいが大活躍中です。
暑いけど、何もかけないと心もとないので、薄い手ぬぐいをお腹にかけています。
この子もかるると仲良くなってくれます様に。

鳥種にもよるかと思いますが、
赤ちゃんと中型以上のインコちゃん、どうも関係が上手くいかない事が多いようです。
我が家もしかり。色々ありました。
そんな話も又アップしていこうと思います。
皆さんのところはどうなのでしょうか・・?


pano一年目、皆様に支えていただいてここまでこれました。
感謝の気持ちをこめて、ささやかですがプレゼント企画も考え中です。
製作の時間が限られているので、相変わらずのんびりペースですが、、
気長〜に待っていてやって下さい!

クリスマスの夜に。 - 2011.12.08 Thu


聖夜には、白文鳥が空から降ってくる。



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もうすぐクリスマス。
外出しても、イルミネーションやディスプレイがキラキラしていて、
何だか心がはずみますね!


お友達や家族へのプレゼント、
シャンパンなど、パーティーのお土産に、
ちょっと洒落た手ぬぐいのラッピングはいかがでしょうか?
文鳥あられで、大人っぽく和風のクリスマス。
大判サイズの手ぬぐいなので、包みやすいです!

bun_arare03_convert_20111208105410.jpg


我が家は毎年お友達家族で集まりパーティーをやっていますが、
今年はこの手ぬぐいに持ち寄りの食べ物包んで参戦予定です!
ちょっとした演出で、さらにパーティーが楽しくなりますね。
楽しみです。

皆様も、この年末楽しんで下さいね♪




生地考 - 2011.11.18 Fri

今回は手ぬぐいの生地について。
ホームページにも、生地についての基本的な説明をのせていますが、
ブログでは私の主観で、それぞれの特徴を書こうと思います。


panoで現在取り扱っている生地は、3種類。
サンプルの生地を取り寄せながら、洗濯を重ねた時の感じまで検討して、
いいな!と思う物を選んでいます。
どれも私のこだわりが詰まってます!


ではでは、まずは・・
”特文生地”(上総理とも言います)

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私が、これぞ手ぬぐい!と思う生地です。
厚めでしっかりしているので、吸水性もばっちりです。
そしてなんといっても、ざっくりした生地感、味があります。
家でのタオルがわり、夏の子供のお昼寝にお腹にかけたり・・使いやすいです。



続いて・・
”岡生地”

sekisei_up02_convert_20111118095303.jpg

少し薄手で、携帯しやすいです。
私は、よくハンカチ代わりに持ち歩いています。
この生地は、洗濯を重ねると、ふわふわとガーゼの様に柔らかくなります!
その状態が気持ちよく、とても気に入っています。
子供のお顔ふきも、これでばっちり。



最後に”特岡”
 
この生地は、浴衣地等にも用いられる生地で、少し幅広です。
薄手でしっかりしていて、特文・岡生地よりも、布!という感じがします。
私は、タオル・ハンカチがわりにも、もちろん利用していますが、
ギフトラッピングに使うと、見栄えが良く素敵です。


どの生地も、手ぬぐい。
用途もどれかが何かに不便・・という事はないのですが、
それぞれの生地を感じながら使ってみると、
手ぬぐいが、さらに楽しいです。

同じ手ぬぐいの生地でも、染めあがりの色と同じく
納品の度に少しずつ違いがあったりします。
自分がデザインしたものが、
布や染めの力を借りて想像以上の物になっていく。
昔、自分で染めていた時から感じている、染の素晴らしいところです。
手仕事、万歳!



タオルのかわりに。 - 2011.08.19 Fri


我が家では、洗面所のタオルは手ぬぐいです。

手ぬぐいってすぐ乾くので、いつも手を拭く時にはさらさら。
とっても気持ちが良いのです!
 
洗濯しても、あっと言う間に乾きます。
ベビー持ちのさちは、毎日洗濯物がとっても多いので、
すぐ乾く手ぬぐいが心強い強い味方です。



DSCN2722.jpg


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さち

Author:さち
手ぬぐい/布製品の製作・販売をするPano(パーノ)の代表
http://www.p-a-n-o.com/

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